【理工書】例題で学ぶ伝熱工学

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この記事は私が実際に使用した理工書を備忘録を兼ねて紹介するものです。

 

今回は森北出版から「例題で学ぶ伝熱工学」を紹介します。

 

 

伝熱工学は工学部の人であれば当たり前に習うものだと思いますが、農学部で習うことはほとんどないです。

まずこんな学問領域があったのも初知りだったので、勉強するにあたって分かりやすい本を探していました。

 

 

 

 

この本がオススメな人

伝熱工学の授業を習っていてついて行けない人

伝熱工学を習っていないけど、研究などで伝熱工学を使う人

伝熱工学の講義の試験対策

 

本書の目次

第1章 伝熱工学序論

第2章 熱伝導

第3章 対流熱伝達の基礎

第4章 強制対流熱伝達ー外部流

第5章 強制対流熱伝達ー内部流

第6章 自然対流熱伝達

第7章 熱通過

第8章 熱交換器

第9章 ふく射熱伝熱

第10章 相変化を伴う熱伝達

 

本書の特徴

本書は例題で学ぶとあるように、問題と解説が豊富に掲載されています。

書き方が少し軽めなので教科書に採用されるタイプの本ではないですが、例題を解きながら勉強ができるので自習で使うには向いています。

 

講義で分からなかったところの確認から、独学まで幅広い使いみちが期待できます。

章も細かく分かれているため探しやすいです。

私は独学用に使用しました。

この本で大枠を掴んで専門書に移るのがいいと思います。

 

内容については一般的な熱移動の三形態から始まり、多層流の熱移動まで解説されています。

中でも、私はふく射伝熱についての解説が豊富に掲載されているところが非常に助かりました。

 

 

ふく射とは?

ふく射伝熱によって起こる熱移動では電磁波によって物体を直接暖めます。

物体同士の間に液体や気体がなくても熱を伝えることができます。

 

私は初めてこれを勉強したときに理解できませんでした。

電磁波?物質同士で直接??と言った具合でした。

本書ではふく射について、理解できるようにかなりページが割かれています。

 

ふく射の例としてよくあがるのは宇宙空間での熱移動です。

太陽からの直射日光が非常に暑く感じるのは太陽から放出された電磁波を直接体が受け取っているからです。

 

また、電磁波には方向があるため、電子レンジのように、中にあるものだけを集中的に暖めることができます。

 

ちなみに、私たちの体も含めて、実在するすべての物質はふく射を吸収したり反射したり透過させたりしています。